鹿shika

ザ・クリエイター/創造者の鹿shikaのレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
3.8
AIが普通になった世の中。LAに核爆弾が投下された。それに怒った米国が莫大な金額をかけて作った”ノマド”でAIを駆逐する。そんな中、AIロボットを作った博士の存在を探るために、軍人がAIと共存するニューアジアへ潜入捜査に行く。

お友達のるなちゃんに誘われて行ってきたよ
ずっと隣で鼻啜ってたから泣いてるんだと思って隣見たら、めっちゃ真顔でただの鼻炎だった。

というかこういうAIにおいて、もう感情を持つ持たないという話の次元にはないのね。

これは本当に劇場で見てよかった、、
子役の子が可愛すぎるし、だんだん愛を知っていくのが泣ける。
最後のデヴィッドワシンソンの口パクが熱すぎるんだよ。
2時間もあったけどまじで一瞬だった。

これを見て『ブレードランナー』を彷彿とさせられたよね。
人間の事情で作ったのに、人間の事情で処分されてしまう。
そして感情をしっかりと組み込まれたことによって、それが難しいことになる。

ケンワタナベも言ってたけど、自分たちシミュラントたちは人間を攻撃できないのを知っているのにだ。

そして人間の兵士たちも、シミュラントとの戦争で自分の家族を亡くしているからこそ、関係のないシミュラントを殲滅させようとする。

殺しは殺しを生むという代表的な例だな〜と思いながら、「進撃の巨人」を思い出しながら鑑賞してた。

やっぱり戦争って終わらないよな、、って思いつつ、
ラスト、綺麗な親子愛に落ち着いたところで感動しつつも
戦争をこう表現できるところが映画のいいところだな〜と再確認。

そして劇中歌がほとんどクラシックなのがまた素敵だった。
結局、良いな、、って思うのは人が心から作ったモノなんだなと。

エンドロールは私がクラシックの中で一番好きな、
ドビュッシーの月の光で、ひったひた。
ありがとうドビュッシー。
鹿shika

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