ザ・クリエイター／創造者のフレッシュのネタバレレビュー・内容・結末

オリジナルのSFストーリーということでかなり渋った末に観に行ったが、観終わった感じとしては、悲しみもないことはないが満足いくカタルシスを得られる内容だった。

AIと人間が対立（というかAIを受け入れる勢力と排除しようとする勢力の対立）している世界で、それがアメリカVSアジアとして描かれているわけだけれど、戦闘シーン描き方（US.ARMYがアジアの人々を蹂躙するような）はベトナム戦争を否応なく思い起こさせるし、アメリカ対アジアという対立構図が相当デフォルメしているとはいえ、アメリカと中国がシビアに対立している今の世界を目の前にしていると、アメリカで作った映画でよくここまでアメリカを悪者にできるな…と驚いた。

ウクライナとソ連の戦争については、アメリカはウクライナの1番の金庫役で、そういう意味では良いやつ役だったのに、イスラエルの侵攻についてはイスラエル側に立つわけで、戦争に与するというのは単純にどちらが、どこが、誰が正しいとか言えない世界でこれを見ると、なかなか考えさせられるものがあった。

主人公の相方の女の人がコピーを提供していたことが、最後にああやって効いてくるのはなるほどー‼️と感心した。