評判われてるけど、観る価値あり。
なるほど、ローグワンの監督なのか。かなりの映像クオリティだし、ここまで反米な視点で描かれたAIものは初めてみたかも。
ジョン・ディビッド・ワシントンと美しいジェンマ・チャン、渡辺謙などのキャストも良いんだけど、脚本的にはいろいろと首を傾げる点も。
まず、何故ここで描かれたAIアンドロイドは見た目を完全に人間にしてないの?何かの規制なら伏線ほしかった。不自然。
ニューアジアが中国以外をごちゃ混ぜにした感じだけど、中国は何らかの理由で衰退した後なのか?
より高度なAI技術を持ってる側がゲリラ的な兵器しか持ってないのは、もともと人間を攻撃するつもりが無いからって背景?ガンジー的な非暴力、無抵抗なわけでも無いし、中途半端。
ジョシュが爆弾に爆弾仕掛けに行くのも意味不明。アルフィーがノマドの動力だけしか操作しないのも意味不明。どっちもアルフィーだけでやれるもんね。
たまたま母を元に作られたアンドロイドのボディを見つけるくだりも、取ってつけた感。そこも伏線つくれたはずだよなぁ。
ローグワンみたいに全員殺すラストじゃなくて良かったけど、ラスト、アルフィーの笑顔が一番の違和感。強い意志を感じる泣き顔であるべきじゃないかなぁ。
とはいえ、サントラはハンス・ジマーだし、日本アニメの影響と、アジア文化への(ちょっと雑だけど)憧れが詰まった面白い作品だったな。