時代がSFに追いつきつつある現代では意外と近未来SFは難しい。多くの作り手が意識的にも無意識的にもブレードランナーの様な夜とネオンと雨のサイバーパンクに寄せがちな中で、晴天のSFが撮れるギャレスの需要は大きい。まずビジュアルがずっと面白い。
AI技術の進化を発端とする西側諸国とアジア圏の対立軸も現代的(最先端の近未来感)で、ビックバジェットの実写SFではありそうでなかったブレイクスルーな一本。アメリカは徹底的に悪として描かれ、良い意味でハリウッド的ではない意気を感じる。
あとギャレス、ローグ・ワンでもまんまそうだったけどカタストロフの中で抱き合う男女大好きだよな。俺も大好き。