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ザ・クリエイター/創造者のtのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

表面上は人間対AIっていう構造でありながら、これまでの西洋対東洋という対立のメタファーって感じ。
完全に特攻隊みたいなロボットがいたりと、AI側は日本やベトナムを想起させる。
「相手は人間ではないから殺してもいい」というセリフがあったけど、そんな言葉はロボットが相手になる以前の、人間対人間の戦争でも言われていただろう。
相手が変わっただけで、また私たちは同じことを繰り返すのだろうか。「相手は人間じゃない」。でもそもそも人間の定義ってなんですか?学習方法は違えど、感情というものを学ぶことはできるAIと、生物としての人間って違うようで全く違うとも言い切れなくなってるかもしれない。もはや人間の定義は相対的になってくるかもしれなくて、じゃあロボットだからって殺していいことになるんだろうか?というか、相手が人間か否かが問題なのではなく、そもそも「戦争をする」「虐殺行為」自体が間違っているということなのではないか?けど、生命は生きて行くためにある程度狩りをせざるを得ない宿命であるので、、、。うん、絶望を感じるね。
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