ペルリンプスと秘密の森のsazanamiのレビュー・感想・評価

まず一番の特徴は、色の奔流といえるくらいのカラフルさ。
キャンバスに絵の具で直接描いたような森と、輪郭線のないアニメーションがとにかく美しい。日本にいてよく目につくアニメとはまるで違う雰囲気で、とても引き込まれる。
そして終盤、突然絵が変わることで冒険の終わりが告げられる演出にやられました。

この作品には現代社会に向けた様々な批評が含まれていると思うけど、一番強いのは資本主義批判だと感じました。

「巨人は戦争が必要なんだ」「戦争で 大きくなる」というセリフが、ずしりと重い。