愛しているのにセックスができず別れた主人公とその後の結婚相手とのセックスレスに悩むヒロインの話。
舞台挨拶付きで観られてラッキー。
監督や主要キャスト全員登壇で豪華すぎる。
ヒロインの方は初の映画出演だったようだけど、しっかり演じられていた。
R15+なシーンもあるけど、愛しているのに行為に至れないところが切らずにありのまま映されていてとても良い。
精子を提供するだけでも良いと思える心境や何にそこまで惹かれたのかは正直分からなかったけど、本人もよく分からないくらいが現実的で良いのかも。そんな人がいるのはある意味幸せな気もする。
ただ、、、
題材は面白いのに、正直に言えばけっこう浅く感じる。
デリヘルを呼んで細かく彼女に成り切ってもらうと指示したり、未練がましくどうにかしようと悩む様は絵面が良くも悪くも面白い。
そこだけならまだ勝手に感じているだけかとも思ったけど、VRの部分はしっかり狙った笑い。
ちゃんと面白いところが逆に問題を矮小化しているように見えて、わたしだったら作中と同じようにツッコミを入れたくなってしまったかもしれない。
例えばフレイセクシャルのような状態ならデリヘルとのシーンは自認する上では重要そうにも思えるし、そもそもセックスできないこととそれで別れた子のことを想い続けるのは別なようにも思う。
2023/8/19 シネマート新宿/スクリーン1 上映後舞台挨拶付き