さくぞー

怪物の木こりのさくぞーのネタバレレビュー・内容・結末

怪物の木こり(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

もっとトンデモかと思いきや、無駄なく手堅くまとめてきた印象。動機とかもサイコパスvs殺人鬼、作られたサイコパスという面白い設定に絡んでいて納得感があり良かった。オチも良い。
めちゃくちゃ丁度良く楽しめる作品。少し読めてしまうところもあるが、クロスカッティングなどでテンポ良く進めている。まあミステリーというよりサスペンス・スリラーだしね。むしろドラマ部分が意外と良くて満足。

絵本や木こりマスクなどの美術や衣装・ヘアスタイリングなどもしっかりしていた。亀梨のビジュ爆発も良いし、菜々緒が美人だけど髪ゴワゴワで警察官だなあって感じで良い。亀梨よりデカいから並び立った時に説得力あってかっこいい。
三池監督作品の中だとトップクラスに幅広く受けるサスペンスだったと思う。

気になったのは警察はともかく本人たちがサイコパスサイコパスうるさいこと。ある種病名だから仕方ないんだけど、厨二病感がねえ。ストーリーラインは意外と重厚で良い感じのドラマが出来上がっているんだから勿体無い。
もう少しスプラッター要素あってもいいかな。あんな絵本あったらトラウマなるわ。

映像:=====B
脚本:====C
編集:=====B
俳優:======A
人物:======A
音楽:======A
音響:======A
【MVP】二宮彰
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