宮垣厳

怪物の木こりの宮垣厳のネタバレレビュー・内容・結末

怪物の木こり(2023年製作の映画)
1.9

このレビューはネタバレを含みます

つまらない。
『殺し屋1』しかり『悪の経典』しかり、「とにかく凄いものを観た」という強烈な感想が残ったけど、本作にはそれが無い。
冒頭から三池崇史っぽい血がドバドバのバイオレンス描写は観れたけど、とにかく物語に入り込めない。
サイコパス描写の掘り下げが甘い。物語の核となる「脳チップ」にもリアリティが感じられない。そもそも、「チップが壊れた事で人間性を取り戻した」のに、殺人を犯すか?
菜々緒演じる「天才プロファイラー」にも全く驚かなかった。何処が天才?やってる事は病院のカルテを無断で見た違法捜査じゃないか。終盤の「あぁ、悔しい」には間抜けすぎて椅子からずり落ちそうになったよ。
唯一、セカオワのエンディングテーマは劇中の世界観にピッタリで良かった。
宮垣厳

宮垣厳