カタクチイワシ映画レビュー

怪物の木こりのカタクチイワシ映画レビューのレビュー・感想・評価

怪物の木こり(2023年製作の映画)
3.4
くっそぅ! 三池監督の名前とキャッチコピーに釣られたー! ちょっと思ってたのと違ったー!!
原作からは原案だけってことにしてもっとサイコパスvs連続殺人鬼の、バッチバチのやり合いする映画にすればよかったのになぁ。

見所はやっぱり亀梨和也。主人公を演じる亀梨クン(亀梨なのに二宮とはこれ如何に⁉︎)の目だけ笑ってない表情が最高にクレイジー。あんな顔で見つめられたらと思うと…、ヒィ〜コワイよぅ!
正直言って俳優・亀梨和也を初めて見た気がします。カッコいいし、メッチャええやんけ!
染谷クンは相変わらず油断ならない目してて安心した。のっけからおもくそヤバいヤツ感全開で笑ってしまいました。

ラストはどちらに転ぶのか想像しながら観てたけど、私の思ってたのとは違う方へ向かってちょっとビターエンドでした。原作とは異なるラストらしいので、これはまぁ悪くはない改変なんじゃないかな? 原作知らんけど。
つーか1人野放しのまんまだよね⁉︎ 真性なヤツ残ってるよねー⁉︎

なんか浦沢直樹の『MONSTER』に似てるってことだけどそれは作中に出てくる絵本だけ。寧ろ設定はどっかの多重人格なサイコ探偵の方に似てると思いました。いっそ主人公の名前も二宮じゃなくて雨宮にしろ。


三池監督は色んな作品を撮るけど、今回は職業監督タイプな三池さんでしたね。ガチバージョンかふざけたバージョンの三池さんでも観てみたい映画でした。絶対その方が面白いと思う。
亀梨クンファンにはオススメです。