メタ壱

怪物の木こりのメタ壱のレビュー・感想・評価

怪物の木こり(2023年製作の映画)
3.4
サイコパスVS殺人鬼!
二宮彰は、表の顔は優秀な弁護士だが、その内面は人を殺す事を何とも思わないサイコパスだった。
ある日、巷で起きている『脳泥棒』と呼ばれる殺人鬼に命を狙われた彰はその正体を突き止め報復しようとするが…というお話し。

殺人鬼とかサイコパスって感情移入できない存在。

だけど、例えば子供の頃に平気で友達を傷つけたとか虫を殺して遊んだ経験なんかを思い出すと、なんだか申し訳ない気持ちになるって事は案外みんなあるんじゃないかと思います。

罪悪感なんてものはない方が個人にとっては良い気がするし、罪悪感のない人間の方が個体としてはきっと強い生き物なんじゃないかと思います。

だけど人間に罪悪感という感情が備わっているのは、やっぱり人間は一人では生きていけない社会的な動物だからなのかな。

そして罪悪感って、優しさとか思いやりの感情を内包している気がして、罪悪感は人間の最も原初的な人間らしい感情の一つなのかもと思います。
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