幽斎

アリバイ 高額報酬の代償の幽斎のレビュー・感想・評価

アリバイ 高額報酬の代償(2011年製作の映画)
3.0
C級スリラーをレビューする、Scavenger第43界。原題「Fatal Performance」致命的な行為。Performanceの本来の意味は人目を引く行為、ofとか前置詞を使って西海岸の人にも通用する英語を使って欲しい。AmazonPrimeで0円鑑賞。

タイトルで分る通りカナダ映画。相変わらずアマゾンの表記は「2023」、作品は12年前の2011年製作のTVムービー。下手な自主製作映画より予算は有るので、絵面の見栄えは良いが作品の内容はFilmarksのあらすじに隅から隅までずずいーっと書いてるので、私から申し上げる事は何もない。と思ったら遂にFilmarksはアマゾンからの情報提供をガン無視する決意を固めたのか、何んも書いてない。

文責はアマゾンの有るので誤解亡き様に。アリバイ作りに利用された役者の卵。命を狙われるヒロインの悲劇を描く緊迫サスペンス!。だそうで、売れない役者志望のヒロインは、オッパイを出すのを拒んでクビになり無一文のどん底。エージェントから「金持ちの奥さんに成りすまして一万$」おいしい仕事が舞い込む。喜んで引き受けると、仕事の後から何者かに命を狙われ始めた。←今で言う闇バイトですね。

アマプラ謎映画には三大巨頭なる存在が。横綱は監督の自主製作を見付けるのが好きな「itn distribution」。スカベンジャー最多を誇るが、20本見て1本当たれば御の字と言う別名ホームランバー映画。大関は火曜サスペンスの帝王「Reelone Entertainment」白人女性に特化した番組作りでLGBTQも完全スルーの白人女性アッパー・ミドル御用達。野菜が高いとか世間の荒波を我関せずな別世界が広がるドラマばかり。

関脇「DARO Filmdistribution」本社は何とセレブ御用達のモナコとご立派だが。作品はモンテカルロとは月とスッポン、プロットが時代遅れで伏線も穴が有ったら入りたい位にズボズボ。俳優は都落ちを痛感する位にギャラも安い。本作はDARO制作、配給Reeloneと人が死ぬ前から恐ろしい。クエスチョンはReeloneの掟に反し、ヒロインがすっからかん。偶には貧乏人が慌てふためく様子を、セレブも見たいのかもしれない。

DARO作品に共通の伏線がバレ無い様にスピード感で誤魔化す。成り済ましはミステリーで一番簡単なトリックだが、顔も形も違うヒロインはターゲットのナインティナインのそっくりさんに直ぐにバレるが、刑事が無能オンパレードなので、全く頭を働せなくても事件はすんなり解決。寝オチしても何ら問題ないが。ラストだけ起きて欲しい。何と!此の事件は本当に有った話で、ハリウッド・スターJulia Roberts主演「アリバイ」映画化された。流石はDARO、モナコならクレームも来ないとハッタリ噛まして強制終了。当然そんな映画は存在しない。人が何人死んでもハッピーエンドのReeloneに配慮したオチかも。見所は主演と友達の足ぐらいかな?、顔じゃないよ(笑)。

すっからかん(大阪弁?京都じゃない)から脱却してメデタシなので、暇潰しに為るかも。
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