1945年、チェコスロバキアに実在したドイツ人の工場主・ハーバマン一家に起きた事件が描かれる。
チェコスロバキアも歴史の中で解体され分割され支配されてきたので第二次世界大戦時はユダヤ人ではなくてもナチスに圧迫されていたし、ユダヤ人は積極的に狩られていた。
その歴史の中でハーバマン家は工場主としてチェコスロバキア人を雇い、時に庇ったりもしてきた……ということで、こういう邦題なのだろうけれど。
正直、「誇り高き男」どこ?という感覚で……。原題はただの『Herberman』。
個人を全体と勘違いする民衆によって行われる悲劇の話である。パニックにおける群集心理は本当に怖い。
しかし作品としては前半ダラダラ後半アワワワな雰囲気。前半、濡れ場とか要らないので、もっと地元とハーバーマン一家のエピソード入れて行こう……