邦題のせいでバカバカしいコメディかと思っていたら結構真面目な青春もの。
トイレでの相談室はチャーリーがやってることの1つなんでタイトルにする程のものでもなくテキトーな邦題。
コミカルで見易く序盤は引き込まれたんですが、良くも悪くもテンポが良く、結構色んな要素が絡みつつも一つ一つのエピソードが雑に処理されて話が進むのでイマイチ盛り上がりに欠ける。
その軽妙さが丁度良かったりもするんですが。
キップが舞台の脚本書く下りは、キップが他の生徒に受け入れられる描写等がなく結局のところ彼の扱いが雑な印象。
また生徒達が練習する描写やあの舞台に対して盛り上がってる描写もあまり無かった為ラストにあの舞台を持ってくるには弱い。
監視カメラを壊した生徒たちもチャーリーの言わんとしてたことが伝わったんだか伝わってないんだかでモヤモヤ。
と、全体的にどのエピソードもオチがなあなあになっているのが残念。
マーフィのデートのエピソードは良かったですが。
しかし、チャーリーのキャラが全てと言わんばかりの今作において肝心のチャーリーを演じた役者が良く1時間半ダレることなく楽しめる作品でした。
チャーリーだけでなく校長やチャーリーの母親なども人間らしい未熟さがしっかり描かれていて良かったです。