このレビューはネタバレを含みます
青春!恋愛!ってだけじゃなく、日韓関係や在日など社会問題に苦しめられる人の物語だからこそ考えさせられたし、目頭を熱くさせました。
前半は、韓国人の闘う少年と日本人の恋する少年が交互に映し出されるせいで、緊張と平穏の対比が凄かった。特にビー玉口の中に入れる喧嘩シーンは目も当てられなかった。
好きなシーンはアンソンを公園で送り出す時にキョンジャと松山がイムジン河をデュエットするシーン。純粋と平和な愛に溢れてる。
後半、葬式で「お前は何も知らんやろ」って言ってたお爺ちゃんの言葉に耳が、胸が痛かった。最初は、松山が可哀想!なんで歩み寄れないんだよ!と思った。けど、彼らの苦しみを知らないことは非であることなのかもしれない。
知った上で松山のように国や人種なんか関係なく生きる人間であれたら良いなぁ。(綺麗事かもしれないけれど)