メタルポコン

パッチギ!のメタルポコンのレビュー・感想・評価

パッチギ!(2004年製作の映画)
1.6
在日朝鮮人の事とか差別の実態を朝鮮人目線も借りながら知る事ができる良い機会。音楽や演出の力もあり、重くなく見られた。

ってそれだけで、結局何を言いたいん。
変化付けない喧嘩シーンが全体的に長すぎ。そこに時間取りすぎ。最後雑すぎ。散らかして去った。
一人一人の感情の行方も、せっかく出したフリーセックスとかのワードも置き去り。

なんでバスの中で1人で破水した女が産んだ直後、一緒に北朝鮮行くって言うんだよw 何があったら、一生1人で育てていく覚悟から180度考え変えられるのか4コマ並に端折られてて異次元ワープしたかと思った。

せっかく散らかした問題提起、もっと役者の表情追ったり、伏線回収とか使ってしっかり終わらして欲しい。
こんな散らかしたまま終わりにするなら、小出恵介とオダギリジョーいらないじゃん。

この映画の焦点は、
毛沢東が正しいだの
反政府デモが正しい、
仲間を守る為のリベンジが正しい、
とかそんなもん置いといて
歴史も国も境遇も全部の壁を一旦取っ払った先に見えるものを純粋に認めて分かち合おう!愛や音楽や思いやり。それがシンプルな近道って事を言いたいんだしょ?だとしたら焦点見失う作りだよ。
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