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ミッドナイトムービーのabdmのレビュー・感想・評価

ミッドナイトムービー(2005年製作の映画)
4.0
"カルト映画"は一体どんなものでどんな影響力を持つものなのか、当時どのように人々が熱狂、または批判したのかを各作品の監督、映画館関係者面々が語るドキュメンタリー。

『エル・トポ』でその道が人々に開示され、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』で映画の可能性を広げ、『ピンク・フラミンゴ』で物凄い衝撃を与え、『ハー・ダー・ゼイ・カム』で幅広い人々をアングラに呼び寄せ、『ロッキー・ホラー・ショー』で観客が心を奪われ踊り出し、『イレイザー・ヘッド』でまた新たな恐怖を味あわせる。

これらの映画にはその人その人に良くも悪くも大きな傷を与える。それが自分の血となり汗となる。結局はその場で面白い映画があったとしても最終的に自分の中に残る映画はこういう傷を与えるモノ。
バカばっかしで嬉しい。

感動したのはディヴァインがマジでウンコ食ってたのと『ロッキー・ホラー・ショー』を観た女性が「週に5日は看護師をして2日間はロッキーを観に行き自分というものを保っていた」といつセリフ。
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