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戦場のアリア
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『戦場のアリア』に投稿された感想・評価

個人的なチョイスのクリスマス映画レビュー❗
今回のテーマは“戦争”
この作品を観るとこう思ってしまう…。(・・;)
【何故、戦争をするのか❓何故、人と争わなければならないのか❓】

1914年、第一次世界大戦中のクリスマス近くのフランス。フランス、イギリス、ドイツがそれぞれ泥沼化した凄まじい争いを行っていた…。兵士の中には家族に会いたい者、家族が戦死した者等、辛い思いをしながらも戦っていた…。
そんな中、戦場にいるテノール歌手の夫を探しに戦地にいるソプラノ歌手がいた…。クリスマスイブ当日にバグパイプの音、歌声、と共に戦場が静かになり、軍の代表が決めた特別な日“クリスマス休戦”が始まった…。

脚色はされていますが、実際にあった“クリスマス休戦”。たった1日だけのクリスマスを描いていますが、残酷な戦争でのまるで幻想の様な、美しい夢の様なお話です。

この1日の中で、兵士達は家族や故郷の文化等を語り合い、音楽を聞き、酒を飲んで楽しむ姿…。そして、死んでいった仲間を弔う姿…。
結局人は皆は変わらないという事です。国が違うだけで戦争する…。戦争が人を変えていく…。残酷な悪夢へと変えていく…。憎しみが増えていく…。それなのに何故戦争を❓❓
クリスマスの日の光景だからこそ、反戦の想いが凄く伝わります…。

しかし、夢は儚く終わってしまいます…。何故ならば、そこは戦場だから…。敵同士が仲良くすることは許されない事…。その事を知った上層部からの厳しい罰…。
戦争の悲しさ、切なさ、虚しさがラスト、心に響き渡る…。(・・;)

映画の中の曲がどれも美しい曲ばかり❗個人的に良かったのが、予告編とエンディングに流れた「親交の賛歌」(hymne des fraternises)が凄く心が洗われる様な曲です❗(*´ω`*)

キャストのダイアンクルーガー(ナショナルトレジャーシリーズ)が美しい❗他にもベンノフユルマン(ソハの地下水道)、ダニエルブリュール(コッホ先生と僕らの革命)等々。
第一次世界大戦中のクリスマス、戦場がどんちゃん騒ぎの祭りの場と化した。殺伐とした戦いより祭りのほうがいいに決まってらぁ。酒もってこいゴルァーッ!もはや、戦場は宴会状態で収拾がつかない。ドラ猫まで暴れだす。銃を片手に飲めや歌えや踊れって、暴発するっ!ニャオーン!

こうなると家族が恋しくなってくる。これまで相手を倒すために戦闘に明け暮れた兵士だけど人間らしい感情が復活するのだ。

お国のためと言いつつ、悲惨な目に遭うのは、現場の兵士やその家族と相場は決まっている。でも、本当に歌や音楽で戦争が回避できたり、やめることができたらいいのにね。
のんchan

のんchanの感想・評価

4.0
クリスチャン・カリオン監督の『パリタクシー』がとても良かったので、監督作品2本続けます❗️
以前、エミール・クストリッツァ主演のスパイ映画『フェアウェル さらば、哀しみのスパイ』を鑑賞していけど、カリオン監督とは意識していなかったのでようやく繋がった🙌


1914年、第一次世界大戦中のクリスマスイブに起きた実話(休戦)が基になった奇跡の物語。
全く知らなかった事実を知れてかなり驚きました😲

舞台はフランス北部の村デルソー。フランス🇫🇷とスコットランド🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿の連合軍VSドイツ🇩🇪軍が連日激しい争いを繰り広げて泥沼の戦場と化していた。
しかしクリスマスくらいは家族と平和に過ごしたいと願う兵士達の気持ちはどの国も一緒だった。
ドイツ軍兵士として戦場に徴兵されていたテノール歌手のニコラウス(ベンノ・フユルマン)の妻であり自身もソプラノ歌手であるアナ(ダイアン・クルーガー)は、夫に会いたい一心でドイツの軍司令部に赴き、戦地にいる皇太子陛下のために聖歌を歌うコンサートをやりたいと申し出る。なんとそれが叶ってアナはニコラウスと戦地で再会。塹壕にはその時のために何万本ものクリスマスツリー🎄が飾られて、皇太子陛下の前での"アリア"を歌うコンサートが行われる♬
イブだけは特別、言葉は通じなくとも酒を酌み交わし、スコットランドの神父によって三国全員が一緒にミサ✝️を繰り広げた...


同じキリスト教信仰の国だったからこそ成り立ったのですね。
フランス版『戦場のメリークリスマス』でした🌟


フランス軍中尉にギョーム・カネ。線が細いけどあの甘い顔にやられる✨
その従卒にダニー・ブーンが良い味を出してました👍

ドイツ軍中尉はダニエル・ブリュール

歌声は吹替なのでそこはちょっと残念😣

ダイアン・クルーガーってなんて美しいのでしょう✨
この時、ギョーム・カネとダイアン・クルーガーは夫婦共演でした💞

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