み

赤と白とロイヤルブルーのみのレビュー・感想・評価

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)
5.0
すごい刺さっちゃった、、
国家、数百年続く伝統、そういうたくさんの人がすがってきたものたちを背負ってなお自身の直感や愛情、感情を信じる彼らは本当に強い。(一方で、人を幸せにできないなら国家というシステムなんてクソ喰らえだとも思う。国家とか権威とか伝統とか、なんなんだろうね、ホント。空虚)

何が幸せかは自分で決めるんだ、決めなきゃいけない、ってすごく思った。周りの人はあれこれ言っても結局誰1人、私の人生の責任をとってくれはしないのだから。自分を信じるのが怖くて苦しい日々だったけど、私の人生は私だけのものだとこの映画が改めて思い出させてくれた感じがする。

ジェンダーギャップが大きいと言われる日本だけど、それも手伝って、男女でつがって子どもを産むのが幸せという価値観が染み付いてる、空気のように当たり前に存在していると感じる(特に政治家の発言などから)
こんな状況や雰囲気に抗い声をあげていく強さが、自分の直感や感情を信じ抜く勇気がもっと欲しい。
同性愛に対する嫌悪感とか、伝統を守らねばという意識とか、それらってよく考えると、反射的で、これまでの自分達、社会を変えたくないという本能で反応してるだけのただの思考停止なんだと思う。社会の中でなんとなく決められただけの「幸せな人生像」に抗ってやる絶対に。

あと、「政治は人生を懸けた人助け」って言葉眩しすぎる、、日本の世襲政治家見てるとなんかもう、、ね、、対極なんだよな、、
み