まる

赤と白とロイヤルブルーのまるのレビュー・感想・評価

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)
4.7
同性愛を扱った映画ではハッピーエンドはそんなに多く無い印象がある。現実世界の厳しい彼ら、彼女らの現状を反映している面もあるのだろうがこれはハッピーだ。

自由の国アメリカで特権的立場を得たが元は一般人のアレックス、伝統を重んじるロイヤルファミリーの一員で生まれた時から人生の決まってるヘンリー。
自分のような庶民からするとどちらもおセレブだが、その中でも異なる環境で生きてきた彼らの愛はまぶしい。

テンポもいいし、彼らの心の機微も描き方が丁寧で愛の誠実さと、誠実ゆえの葛藤が伝わる。幸せになってほしい。
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