このレビューはネタバレを含みます
主役の2人がすごいかわいいし周りのキャラクターもめちゃくちゃ魅力的。Enemies to Lovers/ Friends to Lovers tropeのラブコメははやっぱりテッパンでおいしいわ……
基本的に常時微笑ましかった。ごっつい肩書きはついてくるものの、普通に2人の大学生の王道ラブストーリーじゃんって瞬間が多々あってホンワカした。
あと働く強い女性がたくさん出てくるとやっぱりハッピーになるね。
同時に、いつ、どこで、誰にカミングアウトをする・しないを決める権利は根幹的自己決定権の一部であるとか、パブリックフィギュアやセレブのプライバシーについてとかについてもかなり力強く語ってる作品だなと思う。あと王族システム自体がヘテロノーマティビティの上になりたっていることについても。未だこれらについては議論が足りてないと思ってるので、スーパーハッピーエンド作品でありながら割にこれらのテーマについて主張してくれたのが良かった。
何よりクィアコミュニティが2人の背中を力強く押してくれるラストに大拍手。
(余談だが某クィアTVシリーズに出演した某若手俳優にカミングアウトを強制させたファンダム、未だに許してないからな)