小田野ゴウ

赤と白とロイヤルブルーの小田野ゴウのレビュー・感想・評価

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)
3.4
展開はありがちではあるものの、テンポが良く所々胸を鷲掴みにさせられるくらい切なくなる作品でした。
犬猿であったはずの2人が一瞬の出来事で、数分のやりとりであっという間に仲良くなり、やがて恋に変わる。その描写が丁寧に描かれていたためにちゃんと現実味溢れる作品になっていたと思います。
良かったのはクラブでのシーン。みんながしゃがんで2人だけの世界、恋に落ちる瞬間…ロマンチックでした。
ラストも全てが万々歳ではなく、これからたくさんのものに向かっていくであろう二人の男としての覚悟がとても良かった。
周りがとにかく理解ある優しい人達なのでその面ではかなり安心して見られます。

個人的には「君の名前で僕を呼んで」のが好きかも(バッドエンド寄りが好きなので)
ただ大統領の息子と王子との恋って設定がズルすぎますね…こんなの興味しかないから絶対観てしまう(笑)