高校生の頃、バンドをやっていた。
CDを出して全国を回っているバンド(ツアバンというやつだ)のオトナたちのライブなんかをみると、何とも言えない刺激みたいなものを勝手に受け取り、居ても立ってもいられなくなり「早く家に帰って曲作りてえ」という気持ちに駆られることがよくあった。
(大抵そういう気持ちは実を結ばず、モヤモヤとなり、いつしか消え去る)
なんだか、そんな気持ちを思い出す映画だった。
ちょっとふわっとしすぎているような、捨得でのライブの熱の高さありきのような気もしつつ、
観た人に何かざらっとした感触を思い出させる、そしてくるりってやっぱええな〜と思わせる、映画だった。
残る疑問は、岸田さんはTOYOTAのなんの車を運転してたんだろうかということ。