このレビューはネタバレを含みます
これを観てからフェスでくるりのライブを観たが、これまでで一番よかった。
サポートが強かったのもあるかもしれないが、このキャリアでなおひたすらもがきながら前進していく人間臭さと、そのアウトプットの質を目の当たりにして感動した。
老いとの戦いでもあるだろう
既に忘れて失ったであろうものを確かめるように拾って形にしていこうとしている姿に、自分も自分の人生を考えた。
昔は「それすらビジネスにしてるんだろ」と斜に構えるたちだったが、そうとばかりも思えない愚直さも感じたので、どっちもあるものなんだろう。
以下抜粋
岸田「独特やったんすよね、(3人が)全員変人になるみたいなような。
それが、例えば東京みたいな曲とか…誰もみてないような風景を一人でみているような曲を演るときに、いいんですよね。
それを、言い方は硬いけどアートだと僕は思っていて、僕らアーティストにとってはライフでもあるわけです。」
「それを仕事として組み立ててこうやっていきましょう〜みたいなのはこの3人ではぜんぜんできない。無理やり昔はやってたけど。」
「僕ら、プロになりたい、仕事としてやっていきたいと思ってくるりを組んだわけではなかったので」