夜中の三時に知らん人の家の呼鈴キンコンして、突然音楽を聴かせろとのたまい、ガラスを割って押し入って来る桜田ひより、完全にヤベー奴だと思ったw
しかし、以降は割と真面目な展開に。
主人公は、誰とも関わらず一人で打ち込みで音楽を作る川西拓実。
彼と件の事件で桜田ひよりが知り合い、だんだんと人の輪が出来てきて、それと共に音楽の可能性も広がってゆく。
本作を端的に言えば、ストイックでお一人様大好きな音楽の天才が、ダークサイドからお一人様天国の誘惑を受け、彼がそっち側にに落ちないよう、友だち皆んなで頑張る映画。
アレが幸せかどうかは、たぶんに人によると思うけど。
劇中曲は個人的にはあんま好みではないのだけど、作り込まれたモノ自体は説得力もあり、よく出来た青春音楽映画。
桜田ひよりの関西弁キャラは可愛いかったが、冒頭の猟奇性は生かしても良かったのでは。
まあそうすると、彼女が主役になりそうだけど。
