バジーノイズの千里のネタバレレビュー・内容・結末

トレイラーに惹かれて鑑賞。期待値は超えてこなかったけど悪くはなかった、といった感じ。恋愛映画なのかと思ってたけど微妙に違うような...？いやでも恋愛映画なのか...？これは。

人間関係の想いのすれ違いによって自分を無力に感じてしまったり、音楽に没頭だけして引き篭ったり。人間の精神面の変化の波を描くという意味ではしっかりと"人間"が描けていたように思う。題材となる音楽も全部良くて、普通にヒーリングミュージックとして欲しいレベル。そして桜田ひよりちゃんの透明感が素晴らしい。こんな魅力的な女優さんだったっけと思った。桜田ひよりちゃんを美しく撮ってるだけで画的には大満足。

ただあまりにもリアリティに欠けるシーンがあったのが個人的には結構痛い。序盤の下の階のベランダに降りてガラスを割って部屋の住人を確認するのはあまりにもリアリティがない...ただの事件過ぎる。。一応終盤に活きてくるシーンだからまぁ演出として受け入れはしたけど、ちょっとやり過ぎ。原作が漫画であること、重要なシーンであることは想像出来るけど、映画にするにあたってはもうちょっとなんとか出来なかったのだろうか。改変すると原作ファンは怒るのかもしれないけど...難しいね。