急に音を鳴らしたくなっちゃう清澄と、彼氏に振られた直後に窓ガラスを割って音楽を聴きに来た潮が織りなす音楽ヒューマン映画。
桜田ひより演じる潮がびっくりする程の自己中でメンヘラなので、ノりきれない部分はかなりあったが、川西拓実演じる清澄を初めに周りの登場人物の基本的にローな雰囲気から、音楽になるとハイになるという音楽を推進力として物語進む流れは非常に自然でよかった。作中繰り返し流れるメインの曲も無駄に多くなく要所要所一番ハマるポイントのみに流れていた。
漫画原作なので無理矢理な箇所は多少あったがバランスがとても良く、清澄や他の登場人物の音楽に対する情熱がよく伝わってきた。
特に、マザーズのリーダーと清澄が喫煙所で話すシーンは沁みました。
