このレビューはネタバレを含みます
自分でもびっくりするくらいハマった。なぜだろ？ 弱っているのかな？
人と関わりたくないという清澄（川西拓実）。好きな音楽をひとりで作る。それだけでいいと思っていた。が、同じマンションに住んでいる潮（桜田ひより）が、漏れ聞こえる清澄の音楽のファンだった。
序盤の潮のセリフが、清澄の自己肯定感をバンバン上げてくれる。私は電球を替えるシーンで泣いてしまった（やっぱり弱っているのか）。
文字通り、部屋のガラスを破って、潮は清澄を解放してくれる。「海へ行こ」。この解放のイメージがラストにもつながる。
で、独りよがりが、二人よがりになる。
そして、誰かに認められて、SNSでバズって、仲間ができる。なんというベタ。
クライマックスもベタなんだけど、なぜかハマってしまった。潮が清澄を解放してくれる。
幸せの状態ってなんだろうと考えていた。
栁俊太郎のベースもよかったけど、円井わんのドラムがめちゃくちゃよかった。しばらくどこかのバンドのドラマーだと思って見ていた。
とにかく楽器の音がよかった。映画館で見て正解。
それから桜田ひよりの服装がかわいい。あと、川西拓実は、ＪＯ１の顔より、清澄の顔の方がいい。関西弁がいいと思ったらホントに兵庫の人だったんですね。
