タイのオムニバスホラー、続編。
1話、訳あり青年が僧院に預けられ…
2話、両足骨折青年が入院したら隣のベッドに死にかけの老人が…
3話、日本人アホカップルがゾンビ集団と遭遇…
4話、事故車をクリーンと偽って中古車販売し続けた結果…
5話、前作のあの4人組がホラー映画の撮影現場で遭遇したのは…
前作より全体的にパワーアップしてて、何でそうなるのか意味がよく分からないという不条理感に引き込まれた。
～ネタバレ～
1話、母親の不倫でグレた青年が家出し、通りすがりの車に石をぶつけて金目のものを奪うというどうしようもないことをやった結果、たまたま自分の父親を殺してしまい、おそらく警察の捜査から逃れるため出家した。ところがそれでも十分に罪を悔いることができず最終的に餓鬼（ピー・プレート）になってしまった。わお。途中、餓鬼の霊の儀式というのが出てくるんだけど、日本の餅投げみたいだった。この似てるようで違う感じがタイは面白い。
2話、主人公の青年が何で両足骨折に至ったのかは情報がなかったような気がする。たぶんバイク事故かな？最初1話の主人公の相棒かと思ったけど名前が違った。隣にいた死にかけの老人に最終的にのっとられちゃうのが、意味分からなかった笑。老人は仏教の偉い人みたいな扱いだったけど、他人をのっとるなんて悪霊みたい。それともロクでもないバイク事故を起こしたような青年の自我なんて消えて当然という、そういう話だったのかしら。あとこの主人公役の方「ヌードルボクサー」の主演俳優さん。最近は制作側をやってらっしゃいますね。Love beyond frontierとか、Turn Left Turn Rightとか。
3話、「こんな国」が口癖の日本人アホカップルが登場して、複雑な気持ちになった。ドラッグ密輸にああいう方法があるのね…。1話の青年のＴシャツにドラッグ云々とあったのはこれのことだったのかしら。
4話、全体的に画面が暗くて、何や眠いやんか…と寝そうになったところで、あ、これも因果応報の話かと気付いた。
5話、前作3話の4人組がまさかの再登場でテンション上がった。前作のオマージュもたくさんあって楽しかった。ホラーだったかどうかは…笑「女神の継承」の監督さん作らしい。エコだなあ!
