幽斎

ブレイク ゾッとする少女の幽斎のレビュー・感想・評価

ブレイク ゾッとする少女(2017年製作の映画)
3.0
C級スリラーをレビューする、Scavenger第41界。原題「The Wrong Nanny」間違えた乳母、うーん、アメリカ英語で乳母はNanniesと思ったら、またカナダ英語(笑)。AmazonPrimeVideoで0円鑑賞。

スカベンジャーでお馴染み全米有料CATVの大手Lifetime配給。制作は安定と絶望のカナダReel One Entertainment。白人女性に特化した番組作りでLGBTQも「何ソレ美味しいの?」完全スルーの中間層マダム御用達チャンネル。ドラマも主演は「必ず」白人女性のアッパー・ミドル。野菜が高いとか世間の荒波を我関せずな別世界が広がるドラマばかり制作。契約が9380万世帯と300万も増えとるやないか!(笑)。作品の内容はFilmarksのあらすじに隅から隅までずずいーっと書いてるので、私から申し上げる事は何もない。

内容がサランラップより薄いのでキャストの話。主演Lindsay Hartley。典型的なアメリカ人で若い頃は美人だろうな(過去形)。此れまで奇跡的にレビューしてないが、Lifetime御用達女優で10作品以上に出演。監督!も計15作品。45歳だけど良いスポンサーが居る(笑)。驚いたのは共演Freya Tingley。レビュー済「デビルズ・ソナタ」素晴らしい存在感を見せた女優、Clint Eastwood監督「ジャージー・ボーイズ」悲劇的な最期を遂げる娘役で注目されたが、本作は20歳設定だけどもう29歳かぁ。ハリウッドから都落ちは不憫の極み。Amazonプライム0円、未見の方は本作なんかホッといて今直ぐGo!。
「デビルズ・ソナタ」www.amazon.co.jp/dp/B0859RG537?tag=filmarks_web-22

何の話でしたっけ?、あぁサランラップよりも薄いサスペンス。とは言え同じスカベンジャーでも監督の自主製作と違い予算は有るので、同じ水平線スレスレでも最低限の暇潰しには使える。私はインドア派ですが、例えば山に登るとカップヌードルが数倍美味しいって言うじゃ無いですか、アレです。因みに私が「サスペンス」と言うフレーズを使う時は「スリラー」に値しないガラクタ、アメリカにはサスペンスと言うジャンルは無い。

相変わらずアマゾンの表記「2023」、本作は2017年製作。Craig Goldsmith監督は「キリング・ビューティー あどけない殺人者」レビュー済だけど、同じ様なテンプレを恥も外聞も無く使い倒すので、視聴者も真剣に観てないのだろう。しかも、唯一捻り出したプロットをAmazonと引用したFilmarksが惜しげも無く披露するので、ギャグにしか見えない。凄いのは平然と貧乏な男の子供は〇らない、と言い切るReel One。日本なら本作の結末は逆の展開に為る、と思うとLifetimeの視聴者の増加。つまり、アメリカの貧富の格差は日本人の想像以上に加速してる。と、何時になく物思いに深ける夜だった(笑)。

あらすじに目を瞑れば軽微なスクリュー・ポイントは楽しめるので、暇潰しに為るかも。
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