同意を得てセックスを行うのに、男側がしてやったとか言うようなシーンや現場を目にしたことがあるが、違和感しかなかった。相手との調和や行為の過程について見えてないようで、結果(目的)や自身の性欲を解放することを注視している感じがして気持ち悪い。
合意があるセックスというのは相手とセックスをする意思があるということで行為に向かう姿勢が双方同じであるにもかかわらず片方が「する」、もう片方が「される」という立場にいるのは変だ。
映画は娯楽であり映画の世界と現実の世界は切り離して考えるものであるはずなのに、映画の世界で行われたことを現実の世界に持ち込んでしまい犯罪する人もいれば、映画の軽犯罪的思考を肯定するようなひともいる。こうなるとこの手のポルノを扱う映画は娯楽として破綻している気がする。
映画だと美男美女が役を演じ、音楽や照明を駆使して美しく撮ることにより傍観者は行為そのものまで美しく思える。これによりレイプ的な描写や等の明らかな犯罪行為まで美しいようなものと錯覚を抱く。
映像に映る男性俳優を容姿が優れていたり魅力的である男性ではなく”男性”、つまり自身と同じベクトルに位置する人と先入して映像を見てしまうから犯罪が起こるのかな？
男性のまなざしは女性一般の人を対象としたものではなく、“顔も体も美しく魅力的な男性の理想とする女性”に対するまなざしであって、一般女性の誰も彼もにあんなまなざしを送るわけではないのでは？
男性も女性もそれぞれ一般的に同性からは羨望の対象や自身のボディーイメージの理想としての見られ方をし、異性からは性の対象として見られる、、はずなのに女性のヌードというものは男性のヌードより必要以上により扇情的に描かれることが多く、描かれ方も多種多様である。
自分と同じ空間で肉体を絡ませあう相手が無言で無感情な様を徐に出している時、相手とこれから先の展開を進めようと思うものなの？ちっとも理解できない
無抵抗なのが唆るというようならば別に相手が尊厳があり人権のある生身の人間じゃなくて良くない？
