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ボトムス ~最底で最強?な私たち~のkissenger800のレビュー・感想・評価

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これを劣化版『ベイビーわるきゅーれ』(2021)というとクサしすぎだし上位互換が阪元作品っていうとあっちをホメ過ぎになるし、そもそもジャンルから異なる2作対比をあきらめるのが良いんだろうけど、シスターフッドと暴力のコラボ。って以外共通する要素は無さそうなのに(まあまあ共通してる)ふと連想したんだからしょうがない書いて供養しておきたいんですよだってそういう場所よねここ?

USバカ映画が往々にして呼ぶ「笑いのセンスが分からない」的リアクション、もちろんそう言いたくなる気分は理解出来るんですけど、でもそれってM-1決勝でスリムクラブを最初に見たとき(2010)とかランジャタイ(2021)とかヨネダ2000(2022)に「……」ってなるのと大同小異じゃん。ああ、笑いがカバーする範囲ってここまで広がってるんだなあ。ってことだとも思うんです。実は試されているのは君の適応力だ、みたいな。

つまり、分からない、何が面白いのかちっとも。倒置法で思うひと(たち)を悪く言う気はさらさらないものの、そう? 俺は楽しめたよ。ってボソって返すとき、ひそかに浮かんでしまうドヤ顔は止められないですぅ。

リース・ウィザースプーンの『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』(1999)、エマ・ストーンの『小悪魔はなぜモテる?!』(2012)系譜……までいうとちょっとホメすぎだけど(上記2タイトルの評価がべらぼうに高いからな俺)良い線いってると思います、そう、駄目邦題の駄目さが突き抜けきれてないところを含めてね。
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