このレビューはネタバレを含みます
周囲から浮いている高校生レズビアン2人が、恋する相手に振り向いてもらうため、女子の連帯を掲げ”護身術”を学ぶ”ファイトクラブ”を立ち上げるお話。
倫理観や論理がはちゃめちゃで感情移入もできず、終始これでいいのか…??と思いながらの鑑賞でしたが、悲恋や苦悩を扱うことが多いクィアムービーラインナップの中で、新しい表象だなと感じる映画でした。
女性たちのエンパワーメント、フェミニズムのメッセージは明確だし、グループトークでそれぞれの内面を共有し連帯を深める場面も好きでした。ラスト、体格が一回りも二回りも違う男性アメフト選手たちを、物理的なパワーでねじ伏せてWIN!! っていう展開は、どう捉えればよいか分からなかった。現実には絶対起こり得ないから、面白いということでしょうか…??
役者はイザベル役のHavana Rose Liuが好きでした。