らんらん

突入せよ!「あさま山荘」事件のらんらんのレビュー・感想・評価

3.2
実話をもとに、人間ドラマ
出演者、役所広司、宇崎竜童、伊武雅刀、串田和美、山路和弘
矢島健一、豊原功補、遠藤憲一、篠井英介、田中哲司、眞島秀和、螢雪次朗、田中要次、豊川栄順、荒川良々、石丸謙二郎、上地雄輔
街田しおん、篠原涼子、松尾スズキ、もたいまさこ、高橋和也、武田真治、鈴木一真、甲本雅裕、八嶋智人
椎名桔平、天海祐希、藤田まこと

【内容】
1972年に起きた「あさま山荘事件(長野県、2/19-2/28)において現場でドタバタする警察の上層部側のドラマ

前半
立て篭もり事件が起きてからスタート
東京のお偉いさん(藤田まこと)は経験のない長野県警には任せておけないと佐々(役所広司)に現場の指揮を特命する
たが東京組と長野組は事あるごとに対立し、あーでもないこーでもないと時間だけが過ぎる

後半
2/27と2/28(突入準備と突入開始)
いざ突入してもままならないことが多く負傷者が増えていく
このままじゃ埒が開かないので佐々自ら前線に立ち指揮を取る事で突入は成功、そして安否不明であった人質の救出にも成功したのであった

【感想】
タイトルと役所広司が主演ってのみの前知識で鑑賞
見てみると何気に出演者のメンツが凄い、地味ながら演技派の方が多くて見応えのある映画ではあった

でも中身自体はそんなに面白くないかなぁ
前半は会議室であーでもないこーでもない、後半も突入してからもずっとわちゃわちゃ

色々制約があるにしろもっと上手いことやれなかったの?って思ってしまう
どうしても鈍臭く手ぬるく見えちゃってもどかしくなる
何人も死傷者出てる状況でどんだけ時間かかってるのよ?そもそも防弾盾なのに弾が抜けてくるって何よ?当時にSNSがあったら大炎上だろうなー

・印象に残ったシーン
寒さで凍った靴を脱ぐために靴紐にヤカンのお湯をかけるところ
こんなの初めて知った、豪雪地帯ではあるあるなのかしら?

あとは
山路和弘のオナラをドライヤーで遠ざける宇崎竜童、シュールだなぁ

・出演者メモ
とにかくおっさんばかりが出てくる映画、なので見分けがつかない人も多い

収穫としては
まだ主演クラスじゃない頃の天海祐希(イメージにないおしとやかな奥さん!)と篠原涼子(人質の女性、ほぼワンシーン)が見れたこと
遠藤憲一、荒川良々、上地雄輔あたりもちょい役ながら存在感あった

初めて知った人で気になったのは街田しおん、山路和弘あたり

・まとめ
事件のことを知ってるのが前提の映画だと思った
「あさま山荘事件」はリアルタイムでは知らないけど、ぼやっとした知識はあったので置いてかれることはなかったけど
事件のことを何も知らない人がこれを見たらつまらないだろうなーって思う
当然気になるのは犯人だったり人質側なわけで、お偉いさんのゴタゴタ見せられてもねー
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