佐々淳行(役所広司)の
「我々は彼らが、革命の英雄ではなく、国民の敵であることを立証する」
というセリフが忘れられない。
この映画が元でいろいろ興味を持ち調べましたが、かなり史実に沿って作られているようで感動いたしました。
登場人物が多いのにもかかわらず、一人一人の個性その他描き方が丁寧で、キャラが生きていたようにおもいます。(もちろん存在する人物がおおいのもあるとは思いますが。)
たしかにこの映画だけでは当時を知らない人には把握しきれないかもしれません。が、あの時代を映画一本で語れと言われても長々した退屈な映画が一本出来上がってしまうだけで…。
この映画を見て、予備知識を他で入れて学んでからもう一度見ると、このセリフはなぜ放たれたか、あるいはこのシーンの意味はなんなのか、その他よくわかることが多いです。
ここからダッカの事件等につながって行くのだなあ。
犯人グループの加藤さんは今になって当時をテレビで語っていますし、佐々淳行さんや、当時の警視庁の人たちの話をYouTubeなどで見るとさらにリアルさが増しますね。若松監督の作品も合わせて見たいところです。