Kaz66

リアリティのKaz66のレビュー・感想・評価

リアリティ(2023年製作の映画)
3.7
“第2のスノーデン”と呼ばれた女性:リアリティ・ウィナー。彼女はなぜ<国家の反逆者>となったのかーー
というコピーに惹かれ鑑賞。
国家機密の漏洩で逮捕された25才のNSA(国家安全保障局)の契約社員リアリティ。
演じるのは「ユーフォリア」のシドニー・スウィーニー。彼女とペットの🐕🐈、2,3人のFBI捜査官、彼女の家…でこの映画は構成される。
監督は、NYの演劇シーンで“超新星”と評される気鋭の女流作家:ティナ・サッター。
彼女のブロードウェイ・デビュー劇の映画化は、実際のFBI尋問音声記録を書き起こし、ほぼリアルタイムで“一言一句”完全再現してみせるという衝撃の試みで絶賛された。
想像してた内容と全然違ってたが…か弱き女性がFBIの誘導尋問によって罪人に仕立て上げられるというのを想像してた…、FBIの尋問の“リアリティ”と女性リアリティの本件に関わった真相を、尋常でない緊迫感と会話劇で浮かび上がらせる心理スリラーはお見事でした。
Kaz66

Kaz66