リアリティってリアルすぎる映画だからその題名にしたんだと思ってたら容疑者の名前だったのね。それが一番驚いたわ。
容疑者の家にFBIがやってきて任意で聴取するんだけど、その間ずっと録音してたのでそれをそのまま脚本にしたというもの。脚本以外もちゃんと工夫してあってちゃんとした映画になっていた。
俺はこういう社会派に娯楽性を潜ませた作品が大好きなので最高でした。
レビューがほぼほぼ中身の説明になっちゃったので未見で見ようと思ってる人は読まないでくださいね。
容疑者は本当に普通の女性に見えた。
今から家宅捜索しても良いかなと言われても別に迷うでもなくわかりました。スマホの内容見せてくれと言われてもすんなり見せる。聞かれたことには特に長考するまでもなくすんなり答える。ここで聴取しても良いかなと聞くと良いですと言う。
あまりにも協力的だから本当にすんなり話が進む。捜査官と冗談交えながら世間話。
でもどんどん黒い車がやってきて捜査員がどんどん増えていく。
家の中の一つの部屋で最初に話しかけてきた優しそうな二人の捜査官に聴取を受ける。
色々聞いても容疑者の回答は鉄壁。何も突破できない。何度も話を変えては何度も何度も同じことを聞く。段々崩れてくるがこれじゃらちがあかない。
これどうすんだと思ってたら、「なあ、いいか。私達は君が答えていることより遥かに多くのことを知っている。君もその前提で答えてくれ。」
これで覚悟が決まった模様。それでもやはり人間全部正直にという訳にはいかないから、またまた捜査官が角度を変えて何度も何度も同じ質問をする。
国家機密の部分はポワァーンみたいな音で隠されてるからマジでヤバい内容なんだろうな。
俺頭悪いから、結局のところ、どうだったの?ってなっちゃった。アメリカに住んでるかどうかでも違うんだろうな。それとも今も陰謀論かどうかで議論になっているんだろうか。
犯人の女性の犯行を冒した理由が何だか好きでした。面白い映画だった。この後彼女の人生はどうなったのだろうか。