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見えざる手のある風景のoquniのレビュー・感想・評価

見えざる手のある風景(2023年製作の映画)
4.0
最近資本主義が行き過ぎていると思う節が現実でも思う事がある。
映画はそれを宇宙人が利用して地球を乗っ取っている。
宇宙人からしたらお金で全てやり取りを行えるという事はこの上なく簡単な事なのだろう。

また見えない相手に対してコンテンツを共有するという事が求められ、地球人はそれを求められる。
そして資本による幸せと価値観の植え付けにより作品を利用される。
SFではあるが、本質的な部分は現状の残念な部分を少し誇張しながらやるせない日常を感じた。
作中SFテイストを感じれる音楽が良い。
主人公の絵もとても温かみがあって好き。
地球人がこれからどういうアプローチをするべきか最後まで描かれないという事の視聴者側に投げかける。
呂布カルマのオーライオーライのリリックに近い意味を感じる。
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