エイリアンの姿(ジャケの奴)が独自の発想で、そこそこ楽しめました。私はあの手足の内側のヒダヒダがキモくて苦手だったけど…。終わり方がこの手のSFでは、あまり無い感じだけど、環境破壊問題を皮肉った作品なので、ラストも納得出来ました。
エイリアンに地球を占領された人類は、その管理下で生活する事になりました。下層地域で暮らすアダムとクロエは、貧困を脱出する為にエイリアン向けに自分たちの恋愛事情をリアルタイムで、紹介する動画配信を始めるのだが…。
ネタバレ↓
エイリアンは生殖活動なしで子孫が残せ、地球人の性愛行動を観るのが大好き。それらを理解する為、映画やTVを観賞していたが、アダムとクロエの恋愛模様を配信した所、バズった。所が、2人の仲がギクシャクし始めるとエイリアンから嘘の恋愛だと訴えられ、多額の罰金が課せられます。アダムの母は、それを回避する為、エイリアンと結婚し家に迎え入れる代わりに罰金免除を取り付けた。エイリアンがパパとして、家にまでいる生活にうんざりしたアダムは、学校の塀に絵を書いた。それが、エイリアンに認められ、多額で雇われ彼等の母船に招き入れられたが、彼等はアダムの作品を編集と言って、手を加え、彼の意思とは違うモノにしていた。アダムは、自分が訴えたい事を捩じ伏せての作品なんてゴメンだ！と地球に戻り、空いている壁に再び、自分の思いをぶつけた絵を書き始めるのだった。
何も解決せずに終わるラストは斬新。だけど、地球の環境汚染はストップしていないので、エイリアンに支配されたままって事なのかな？って、思いました。人間よもっと真摯に受け止め、行動しろよ！って、メッセージなんだと思いました。分かりやすく環境破壊ストップ！を訴えている作品。終わりが若干荒くも感じるけど、まあ楽しめました。
