ハーフォード

ラブ&ポップのハーフォードのレビュー・感想・評価

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)
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多用される監視カメラや盗撮カメラのようなアングルのカットは、実はこの映画の主人公であるはずの少女たちは、男たちの欲望の箱庭に住む人形のようなものであることを示唆している。
キモい男たちの要求に黙って頷き、性的な搾取をされても反撃はせず逃げるだけ。極め付けはラスボスの浅野忠信の口から放たれるあの「くさいセリフ」。あの一言で結局、少女たちの内面に問題があるとし、キモい男たちは罪を逃れ映画は幕を閉じる。
この映画の主人公は結局、男なのだ。
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