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『ぼくならいつもここだよ』に投稿された感想・評価

すえ

すえの感想・評価

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記録

監督のシタンダリンタさんと少しだけお話させていただいた、同い年(20歳)のはずなのにこれ程までに違うか、凄い。今作は17歳頃から企画、18歳の時にiPhoneで撮りあげた作品らしい。溢れ出る創作意欲が画面に顕れていて、生きている映画だった。生きている映画、という曖昧な表現に逃げているが、そうとしか言い得ない“生感”が確かにあった。

私的感情なしにこの映画を語ることはできない、評価する評価しないの話などもうどうでもいい。無論、己の評価に正当性なぞ求めているつもりはないが、これを俺なんかが評価したらあまりに恣意的で失礼じゃないかと思うので、珍しく評価は放棄。好き嫌いで言うと大好き。

出来が良い映画と、良い映画とは別の次元にあってもいいんじゃないか、そう思えた。そりゃ当時高校生ということなので、勿論粗はあるし、巧い映画とは呼べないのかもしれない。それでも、やはりこれは良い映画だと思うのである。何でなんだろうなぁ、巧拙関係なしに凄いと言わせる力がそこに宿っている。

失礼は承知だけど、監督は俺と近しい位置にいたんじゃないかと思う。それを映画として昇華していて、とてもじゃないけど真似出来ない。どうしても創らずにはいられなかったんだろうなぁ、巧いか否か以前の素晴らしい才能。

凄く刺激を受けた。これから俺がどう映画と関わっていくかなんて分からないし、決めてすらいないし、そりゃ映画に全く関係のないことをするかもしれない。だけど多分、ずっと映画を好きでいるだろう、自信はないけどそうでありたい。

恥ずかしながらシタンダリンタ監督の作品は今作が初めてだったので、これから色々チェックしていこうと思う。中学生の頃から映画を撮り続けている彼は、これからどんな作品を撮るのだろうか。つい最近、『言い訳』という新作が完成したらしいので、これからもどんどん追って応援していきたい。

逃げるために走るんじゃなくて、どこかへ辿り着くために走れるようになりたい。

2024,77本目(劇場22本目) 3/29 シネマート心斎橋
8637

8637の感想・評価

3.8
心あたりのある現状を棚に上げて観る映画は面白い。

有り得ないようで在ってしまう、巡り巡る友情社会のお話。
友情って、浮気が許されちゃう。恋と違った形で盲目だし、出遅れてしまえば結局はその仲間内の横につく関係性に落ち着く。情緒が安定しない僕には向かなかったかもしれないけど、選択できたってわけじゃないけどもさ。作れば幸せだったかな、親友。

主人公が小説家志望っていうこれまたどこかただの馬鹿だと思えない、内に語彙や思想を含んでいるような感じが妬い。
スマホ持って映画作ろうと躍起になってたあの子、今何してるんだろう?"創作"に対する考え方がよく見えて、自分事に考えてしまった。

まぁだって、こんなに創作に貪欲に頑張り続けてる若い映画監督が作った作品なのだから。

昨今はハリウッドが極端に長尺で、対して短い映画の量産もあって...という中で、シタンダ監督の長尺は、何というか、"受け入れられる"。オールジャンルをさらっていくから見応えがあるし、ふとして起こる会話劇の積み上げがなぜかクセになる。
全登場人物が終始語彙力有り余ってるのが観ていて気持ち良い。

それはそうと、スマホにレンズをそのまま付けてあんなに鮮やかでブレない画が撮れるものなのか... 2年前撮影ということで、「もしや不愉快な少女」あたりのセンス弾けたようなショットと編集が幾らでも観られて興奮する。初の劇場上映がこの映画なのも、昔から今に繋がるシタンダイズムの良いとこどりを観てもらえるようで良き。
撮影媒体が軽いからこその揺れ、躍動感、自在さ。そんな中で色合いは10年代のインディーズ映画みたい。劇場まで来ると、セリフや音はどう録っているのかも気になった。