最高！！！
面白いし怖可愛いし、意外と深かったです。
まさかの主人公の刑事がゲイ設定で、男娼とセックスしようとしたところコンドームに片玉を食いちぎられるという笑笑笑
歯のついたコンドームのビジュアル！
色も可愛くて飽きずに見れました。
しかし、そんなB級ホラーの中にもしっかりとした「主張」がある。
キラーコンドームに狙われるのは娼婦を買ったり、ゲイ同士の行為に耽ろうとした者に限られており、そこには宗教的禁欲主義のようなものが感じられる。
『イットフォローズ』というホラー映画では"セックスによって感染する死の呪い"というテーマを説いていたが、この映画もそれに近しく"邪淫を行う者への裁き"としてキラーコンドームが制裁を下す、という構造になっている。
最後のマカロニ刑事の演説には思わず、うるっときた。
「神は愛し合う者を守る。男同士でも男女でも関係ない。女装してバーで歌ってもいいんだ。いつも正しいことをしているわけじゃないが、それが人間なんだ」
ただのB級ホラーかと思いきや、今叫ばれてるマイノリティ問題にいち早く触れて最後に「人間讃歌」に落とし込んだのが深い。
確かに罪や堕落ははびこっているが、その中でもマジメに純粋に生きる人間もいる。
セリフがとても良くて、アツい。
「チンポの救い主だ」
「愛してる」
マカロニがビリーと結ばれて良かった（ほっこり）
