ねぎおSTOPWAR

1724 妓房乱動事件のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

1724 妓房乱動事件(2008年製作の映画)
3.5
Starチャンネル
【GWスペシャル!【STAR2】5大企画一挙放送 マストで観るべき本邦初公開韓国映画2 】
ってことで放送された5作品のうちの一本です。

製作はサイダスFNHで2008年の映画。
サイダスFNHってよく見る<sidus>と、キム・ミヒさんの<株 良い映画>が合流して出来た会社。キム・ミヒさんはシネマサービスの理事から入り、相当な本数の作品を作ってきた方ですよ。タイトル的にはコメディテイストなエンタメ作品が多い印象。大作は作らない。だからそこまで超有名なものはないけどチャ・スンウォン率は高いんですよね。(「約束」「ぼくらの落第先生」「風林高」「血の涙」)
今回のスターチャンネル企画5本中ラジオデイズとこれがキムミヒさん。
今作は製作と企画も担当しています。

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自らの拳を生かし”喧嘩屋”として生活しているチョンドゥン(イ・ジョンジェ)。「雷」を名前にしている彼はとあることからマポの街を仕切る、いわゆるヤクザのボスと対抗する勢力のトップに立ってしまいます。恋した妓生のソルジ(キム・オクビン)をもそのボスに奪われ、いよいよ王の前での決戦に向かいます・・・
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問題はたぶん、監督と共同脚本を担当したヨ・ギュンドンさん。
役者からキャリアをスタートし、90年代から監督になりますが、いやあどうにもこうにも・・・。シナリオ的に登場人物の動機が不明だし(笑)、伏線が弱い(笑)・・・
イ・ジョンジェの魅力に助けられています。


「『イカゲーム』のイ・ジョンジェが主演のアクションコメディが日本未公開とは驚き!」・・といったコピーが躍る作品なわけですが、まあまあなるほどという感想です。

買われなかった理由を想像するに、おもろくないからなんだろうけどw・・
ひとつに1724ってやっちゃったから時代的な普遍性とは逆の印象を持たれ、さらにアクションパートのマンガチックな演出が奇異に映ったかなと。
ヒロインは「渇き」や「悪女」のキム・オクビンだから不足ないですが他がちょっと知名度足りないわなあ。


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