旅するランナー

スキンレスナイト ―デジタルレストア版―の旅するランナーのレビュー・感想・評価

4.2
【望月六郎監督舞台挨拶付上映】

1991年公開、アダルトビデオ監督の自伝的一般映画デビュー作。
映画監督のタフさ、男の弱さ、劇的に生きる清々しさ。
はちみつぱいというバンドによる「塀の上で」という曲が印象的で、しみじみとした味わいがあります。
監督もよく使われたという、伊豆の踊り子の宿福田屋に訪れたくもなります。

<望月六郎監督コメント>
・はちみつぱいの曲は、都会の男の子の気持ちに寄り添ってくれるようで、映画に使うことにした。
・出演している女の子は実の娘であり、父親との入浴シーンは今のご時世であれば幼児ポルノとも言われそうだが、当時はその必要があると思い撮影した。
・何か性的なものを撮っていると薄々感じていたと娘も言っていた。
・この古い作品を再上映する意味があるのかと最初は思っていたが、上映が迫ってくると過去の出来事や思いが蘇ってきて、また映画を撮りたくなった。