AV監督をしている主人公はかつての憧れの人である依子の名前書いたビデオテープを妻に渡したり、こっそり依子の家の近くにアパートを借りて音楽を流したり、シンプルに浮気したりとにかく女々しくて最低
仕事に関しても自分と依子の関係を投影した映画を作りたいと言い出し、周りもついていけず、不信感を募らせる部下達。
だが嫌いになれないのはこれが監督自身の実話で人間臭さが隠せないからだろうと思う、客観視すれば滑稽でおかしな行動かもしれないが実際スランプに陥った時、自分もそう見えるんだろうなぁと感じる。
奥さんがめちゃくちゃ器の大きい人間で良かったし、最後の福田家のシーンは主人公のピュアでスキンレスな気持ちを彼なりに頑張って表現しようとしていてすごく良い。
これと言って派手さは無いし、全然エロくも無いがしみじみとしたとても良い映画
最初の女優とお風呂に入るシーンとか画にはとてもこだわりを感じた。
