この男との出会いが、すべてを狂わせる…
フィリピンで病気の母のために地下格闘で日銭を稼ぐ青年マルコは韓国人の父の行方を知らない。そんなある日、彼の前に"父の使い"を名乗る男が現れ、マルコはその男と共に韓国へと向かうことに。そんな彼が飛行機の中で出会ったのは、自らを"友達(チング)"と呼ぶ謎の男"貴公子"。不気味に笑う貴公子に恐怖を感じ逃げるマルコだったが、彼の執拗な追跡と狂暴ぶりに徐々に追い詰められていく…
ストーリーはこんな感じ。
"名探偵コナン、すごい並んでるなぁ"と思える列を見ながら、この作品観てきました
ほぼ全部観てると言っても過言ではない、パク・フンジョン監督の新作。
またダークヒーローが増えたなぁ…って感じ。
尾上松也をシュッとさせた感じのキム・ソンホが演じるのが謎の男"貴公子"。
予告編でも、かなり不気味な感じだったけど本編では、何を考えているのか解らない微笑みも加わり、一層不気味さを感じさせます。また、この男しつこい、しつこい。
マルコを追う時なんか、家を屋根伝いに追いかけ、振り切ったと思ったら横にいるんだわ、微笑みながら…
そして超人的な身体能力も持ち合わせてるんだなぁ。1番びっくりしたのは、かなり高い橋の上から高速道路に飛び降りたところ。多分5メートル以上はあったと思うけど、なんの怪我もしてない。それどころか降りた直後から猛スピードでマルコの後を追う。その姿はまるでターミネーター…
またマルコを追うのは彼だけじゃないんだわ。彼を韓国に呼び寄せた巨大財閥の御曹司ハンに、謎の女性ユンジュもそれぞれの目的でマルコを追っている…
と書くとストーリーは面白そうに見えるけど、話的には韓国映画で良くあるパターンだったかな。途中でラストまで筋書きが読めたしね。
でも、それを補ってあまりあったのが貴公子のキャラ！
上にも書いたように超人的な身体能力に加え、どんな状況にも動じない精神力は凄い
至近距離で銃を向けられ絶体絶命のビンチな時ですら、周りの状況を的確に判断し敵を倒していくんだから…
とにかくカッコ良かったわ…
後、これはネタバレになるので書けないんだけど、貴公子のキャラがラストに向けて
ああなって行くのは予想外だったかも。
まぁ、途中にもちょいちょい出てくるんだけど、前半の不気味だったキャラが……
もう、これ以上は書きません。
気になる方は、劇場でお確かめを。
個人的には良かったけど、他の人はどうなのかな？気になるところではあるけど…
