いやあ面白かった。予告編と、このポスターを観てから期待してたけど、見事に応えてくれた。
重厚なノワールの中にいる1人の異物。『友達』または『プロ』、通称『貴公子』。
この終始笑顔で奇天烈でヤバい&強いけど、妙に間抜けで愛着が湧くキャラを作り出した時点でこの映画は成功です。瓶コーラをストローで飲んでるところが、凄く『...っぽい！コイツは確かにストローで飲む！』と思えた。
パク・フンジョン監督は独創的なキャラクターを作るのが上手い。
貴公子を演じたキム・ソンホ(キム・ソノ)は映画出演自体は初めてで、こういったキャラクターを演じるのも初だったみたいだけど、文句無しの大好演。
悽惨なバイオレンス描写もあれば、割とコミカルなシーンもあったり、パク監督の『魔女』と同じく、温度差で風邪引きそうで引かないバランス。いや、ちょっと引いたかも笑。
近接バトル、カーチェイス、銃撃戦と色んなアクションも楽しめる。正直もっと観たかったぐらいだ！笑
