"非情に殺す！クールでポンコツな貴公子！！"
病気の母の為に、フィリピンの地下ボクシングで生計を立てているマルコ。ある日生き別れた父親から連絡が入り、マルコは父の待つ韓国へ発つ。その道中、不思議な男と出会うマルコ。男曰く「僕は君の最後の友達だ。」との事。一体この男は何者なのか？更に、マルコを待ち受ける凶悪な陰謀が…。
貴公子役のキム・ソンホが本当に良い味出してた。
バンバン非情に敵を殺したと思ったら、返り血で靴が汚れて凹んだり、新車のベンツをガリガリやっちゃって凹んだり、ちょっと銃弾がかすっただけなのにめちゃくちゃ痛がって絶望したり、自分では英語ペラペラだと思ってたのに下手クソ！と言われて「え…？」ってなったり、カッコいい所とポンコツな所の塩梅が良く、ツボを押さえられている。
やっぱ【魔女】の監督作品だけあってキャラ作りが上手いな。
ただそれ以外の要素はありがちな印象も受けた。
『コピノ』という韓国人男性とフィリピン人女性の間に生まれたハーフの社会的な問題にも少し触れているので、『コピノ』に関して少しだけ調べてから観ると感情移入しやすいかも。
