個人的に顔が好みのエミリア・クラーク。"世界で最も美しい顔"に選ばれたこともあって、めちゃくちゃ美形なのに、変顔もいとわない表情の豊かさも魅力的なんだよね。
そんな彼女がプロデューサーにも名を連ねているこの作品は、近未来のNYで自然出産ではなく、ポッド(卵)で出産する選択をした夫婦を描いたSFラブコメディ。
将来的に実現しそうな感じ含めて、卵で出産という着想は面白いけど、ん〜正直なところ、色んな事がちょっと中途半端で、消化不良な感じだったかな。
多分、深読みしなければ、不妊問題とか、ダイバーシティとか、テクノロジーの進化への警鐘とか、そんな事に対するメッセージが散りばめられた話なんだろうけど、痛みを伴う伴わないは関係なく、子供に愛情を抱ける人は抱けるし、そうならない人もいるみたいな部分が強く描かれていたような気もする。
子供ができた事で誰もが親になれるわけじゃないという現実。エンドロールの後にペガサス社のトップが語るひとことに、ちょっとぞっとした。ゆくゆくは親ガチャも無い世界になるってこと？ニワトリが先か卵が先か…
そう考えると、自然の摂理で生きていくのがやっぱり一番かな。たとえば、そこに残酷な一面があるとしても…それを助け合う事を学ぶのもまた自然あってのものだし。
