自然が商品化されておかしくなった、みたいなセリフがあったと思う。面白い文化？文明？で見てて楽しいけど確かに変な感じもする。
ポッドを利用した出産は母体のリスクだとか色々とクリアできるけど、もちろん万能じゃないし企業がやるからにはこういうこともあるよね、とプラス一辺倒に見えないの良かった。要所要所で夫婦して「そこまでやるのは…」みたいな顔するので、この辺りの感覚が合うから婚姻続いてるんだなぁとか思った。
できる限りフラットにいろんな言い分を出してる感じがして、映画の主張と合わない時の居心地の悪さみたいなのは無かった。「この二人はこれを選びました」であってこれこそ良い姿ですって見せられてる感じもなくて見やすい。
妻が先走って、夫がまず怒るのが「話し合いたかった」なのとか
ポッドに忌避感のあった夫は早い段階で「どうせならしっかりやろ」とばかりにポッドと触れ合い親の意識が育ってて、むしろ妻の方が違和感強めてるとか
細かい機微みたいなの好き。
立場が逆ならポッドを利用せず妊娠して産むって言う夫が後々の行動的にマジでやり遂げただろうな…って思えるの良かった。
